神奈川シルバーバーチ読書会



読書会の学習のポイントと感想


2023年3月19日 学習のポイント

 

1)霊的成長を決定する、さまざまな摂理

 ①自由意志の法則

 ・神は人間に霊的成長を選ぶことも、反することもできる自由意志を与えた

 ・神はなぜ、神自身も干渉できない自由を与えたのか――神が愛の存在であるために

 ・愛の関係を結ぶためには、束縛でなく自由にさせるしかない――自由は愛の本質的要素

 ・人間は霊的成長に反する行為をすると、良心という神の監視装置が働く

 ・極限の苦しみから、一人の例外もなく、自動的に摂理の方向に向かうようになっている

 ②自己犠牲の法則

 ・霊的成長は自己犠牲が大きければ大きいほど、大きな霊的成長になる

 ・正しい目的のための犠牲は決して損失だけで終わらない――「代価の法則」ともいう

 ・自己犠牲は自分の利益を後回しにして多くの人の幸せを優先する、最も価値ある生き方

 ③苦難の法則

 ・実践にともなう困難・苦難を克服すればするほど、霊的成長が早く促される

 ・乗り越えた困難や障害は、魂の栄養となり、肥やしとなって人間性に実る

 ・多くの苦労をすればするほど、またハードルが高ければ高いほど、より霊的成長する

 ・地上世界は光と陰の対照的要素からなっており、苦難は霊的成長における陰の要素

 ・陰の体験によって魂が純化され、鍛えられる――それによって光のありがたさを実感

 ・地上は光と陰の対照的体験をする、厳しい訓練場――「光と陰の対照の法則」ともいう

 詳細はスピリチュアリズムの思想[Ⅱ]ー3 参照→

 

2)シルバーバーチの神観

 ①創造主としての神

 ・神は霊界・宇宙、そこに存在する全生命体・存在物を創造

 ・唯物主義に基づく「進化論」は間違い

 ・神の働きかけによる段階的創造ー進化的創造論

 ・人間は神によって創造されたー神から分霊を与えられ、独立した個別の存在となった

 ・神の分霊(ミニチュアの神)が人間本体

  ー神は人間にとって“霊的親”、人間は皆“神のこども”

 ②大霊としての神

 ・神はあらゆる形式・概念を超越した存在ー無形・無限・永遠の霊的存在

 ・神はすべてを包み込む“大きな心”のような存在ー“無限に広がる意識体”

 ・神は被造世界(霊界・宇宙)と被造物に偏在している

 

3)イエスの地上再臨について

 ①イエスの実像

 ・イエスは人類史上、最高の霊性に至った人間であり、最高の霊格をもった高級霊

 ・イエスが地上時代に説いた教えは、「神を愛し隣人を愛する」という利他愛の実践と、

  「物質にとらわれない生活」という霊主肉従の教えだった

 ・地上時代のイエスは卓越した霊能者で、伝道の注目を集めるため心霊現象を起こした

 ・イエスは神の摂理に忠実な生き方をした「人間の手本」で、神でも救い主でもない

 ・イエスが現在スピリチュアリズムの主宰者であり、全人類救済運動を進める総責任者

 詳細はインフォメーションNo.37 参照→

 ②イエスの再臨はどのように現われるか

 ・今までスピリチュアリズムでは、イエスの再臨とは「霊界にいるイエスの霊的影響力が

  地上世界に降下を開始した1848年からのスピリチュアリズム運動のこと」と説明した

 ・2021年に普及会はイエスの地上再臨は「イエスが霊体をまとって直接地上に降臨して

  霊的影響力を行使すること」であると改めた

 ・イエスは肉体をもって再臨するのではなく、特定の地上人を通して霊的影響力が現れる

 ・イエスが現われる時、特定の地上人との間に霊界における類魂のような、霊的融合が

  一時的に生じる

 詳細はインフォメーションNo.41 参照→

 ③イエスが再臨のためにされた地上での準備

 ・日本の普及会を地上での受け皿として選び、地上で一緒に働ける仲間として育てた

 ・普及会にシルバーバーチの教えを学ばせ40年の信仰実践を重ねて霊的同胞を築かせた

 ・『シルバーバーチの霊訓』を思想体系化するよう指導して、スピリチュアリストが

  霊的真理を実践して、自力救済できる道を開いた

 詳細はインフォメーションNo.47 参照→

 

参加者の感想→  

 


2023年2月19日 学習のポイント

 

1)霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス

 ・霊的真理を人生の指針とするためには、真理を正しく理解し、実践することが重要です

 ・真理の上に実践を積み上げる生き方がスピリチュアリストの正しい生き方霊的人生です

 ・そのプロセスを踏むことで神と摂理に対する絶対信頼を持つことができます

 ①霊的真理の正しい理解とは

  1.霊的真理の全体を正しく把握するー体系的理解と骨組みとなる重要ポイントの理解

  2.霊的真理が示す実践内容を正しく把握するー実践知の理解

 ②霊的成長のための実践内容

  1.霊主肉従の努力(霊を中心にした物の見方、考え方、行動をする)

  2.利他愛の実践Ⅰ(周りの人々や、動植物への愛の実践)

  3.利他愛の実践Ⅱ(霊的真理の伝道、全人類に対する利他愛の実践)

  4.苦しみへの正しい対処(苦しみの甘受はカルマの清算、霊的成長に不可欠な要素)

 

2)再生について

 ①カルマの法則

  ・神が造られた法則の中で最も基本的法則ー原因と結果の法則

  ・蒔かれた種は正確に実となるーこの法則は人間にも当てはまる

  ・行ったことはそれ相当の結果をもたらす

  ・この摂理はいかなる宗教儀式によっても変えることはできない

  ・因果律に干渉して都合のいいように変えることはできない

 ②再生の目的

  1.カルマの個人的清算

   ・自分で犯した罪は自分で清算するー自己責任の法則

   ・罪はそれ相応の苦しみをもって帳消しにされるー償いの法則

   ・償う方法はカルマの重さによるー地上で償う→幽界で償う→再生人生で償う

  2.類魂(集合化した大きな意識体)としての共同成長

   ・共同体に有益な能力と意志力の開発

   ・多彩な経験知の共有

 ③再生のメカニズム

  1.何が再生するのかー今の同じ人格的存在が再生するのではない

    次の人生で現われるのは別の人格的存在(パーソナリティー)

  2.霊的意識の総体(潜在意識)をインディビュジュアリティーと呼び

    現在現われている霊的意識の一部分(顕在意識)をパーソナリティーと呼ぶ

 ④親と再生人生の関係

  ・「誰を親として生まれるか」がカルマ清算の重要な条件になる

  ・親の子供になることで、遺伝病を発病し、苦しみの人生を送る

  ・霊界で状況を知った本人が、自らその親を選ぶ

  ・地上的には親の罪が子供に遺伝したように映る

  ・病気の可能性を承知の上で、敢えて子供のほうが自らの運命を選ぶ

  ・親の罪が罰として子供の難病を起こしたのではないー自分の罪は自分で償う

  ・先祖が摂理に反してカルマをつくったー先祖自身が償うしかない

  ・子孫が先祖の罪を代わって償ってあげることはできない

 詳細はスピリチュアリズム思想[Ⅰ]7.類魂と再生について 参照→ 

 

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2022年12月18日 学習のポイント

 

「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」

 

 スピリチュアリズムは霊的真理の普及によって、地上の宗教を霊界の宗教に

 置き換えようとする宗教の大変革のことです

1)地上の宗教の実態(宗教の問題点)<地上の宗教は、霊的に見るとすべて失格>

  ①霊的無知から間違った教えを説いている

  ②本来の使命を果たしていない――宗教の使命は、人類の霊的成長を促すこと

  ③人類にとって有害な存在となっている――人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め、霊的成長   

   を妨げげている

  ④組織エゴを増大させ、地上に戦争・紛争などのさまざまな悲劇をもたらしている

2)霊界の宗教とは

  ①すべての霊が「唯一・共通の宗教」を信じている

  ②信仰対象は大霊である「神」と神が造った「摂理」――すべての霊が、神の摂理に

   よる支配を認識している

  ③摂理に一致した生き方が、そのまま信仰実践となっている――霊的成長に関わる

   「利他性の摂理」と「カルマの摂理」

  ④霊界の宗教には、地上のような宗教組織や宗教形式はない――あらゆる点で、地上の

   宗教とは正反対

 

「イエスの二千年の歩みと、霊界から地上へ向けての働きかけ」

 

1)イエスの生前の教え ――がれきの下に埋もれていた「基本的真理」

  ①神を愛し、自分を愛するように隣人を愛する——利他愛の実践の生き方

  ②物質中心の生き方の間違いを正す――霊中心・霊優位の生き方

  詳細はインフォメーションNo.37 参照→

2)イエスの霊界での歩み

  ①1800年間、地上再臨の準備を進める

  ②霊を次々と教育し、イエスを中心にした一大霊団を形成

3)イエスの地上再臨への準備

  ①スピリチュアリズム運動(1848~)

   心霊現象、フォックス家事件(霊と霊界の実証)

  ②シルバーバーチの霊訓(1920~1981)

   霊界通信、イエスの思想、教えと実像を教育

   イエスの地上再臨の思想的受け入れ態勢

  ③日本の普及会を受け皿として地上再臨(2021)

   幽界での地縛霊の解放

           詳細はインフォメーションNo.46 参照→

 

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2022年11月20日 学習のポイント

「イエスの本来の使命と、生前のイエスの教え」

 

生前のイエスの使命はユダヤ教の中に埋もれていた「基本的な真理」を掘り起こし、それをもとに、人々に正しい生き方を示すことでした。「基本的な真理」とは「神と隣人を愛すること」というシンプルな教えでした。

その当時のユダヤ社会は、律法主義が支配的で、ユダヤ教の聖典に示されている律法の諸規定を厳格に守ることが、信仰者の正しいあり方とされていました。人々は律法を恐れ、律法を守ることだけに意識を向け、律法にがんじがらめに縛られていました。その結果、人々の魂は“霊的牢獄”の中に閉じ込められていました。

イエスは律法の頂点に“愛の教え”を置くことでユダヤ教を改革しようとされたのです。その利他愛の教えとイエスの生き方が神の摂理に一致していたため、キリスト教はその後世界宗教として地球上に普及していくことになります。

イエスの死後、弟子たちはその事件がユダヤ社会の霊的無知から生じた誤りであったことを理解できませんでした。そして「イエスが自分たちの罪の身代わりとなって死に、人類の罪が許されるようになった」と考えるようになりました。こうして「贖罪思想」が形成され、それがキリスト教の中心的な教えになっていきました。

イエスは生前、「神と隣人を愛すること」と「物質中心の生き方をやめて、霊的真理にそった生き方をすること」というシンプルな教えを説きました。そしてその教えは、2千年の時を経て、地上で展開を始めた“スピリチュアリズムの教え”として再び登場することになったのです。 詳細はインフォメーションNo.37  参照→

 

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2022年10月16日 学習のポイント

 

「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」

 

地上を覆っている6つの悲劇は、物質中心主義と利己主義という2つをガンを生み出した「霊的無知」から発生しています。霊界から降ろされた「霊的真理」を実践して、自分で自分を救うことが地球規模で拡大されることにより、「霊的同胞世界」が実現していきます。

 

「地上人生の目的と霊的成長のための歩み」

地上人生の目的は「霊的成長をなすこと」の一言にいい尽くされます。神は霊界への「準備期間」として、地上という霊的進化のプロセスを用意されました。厳しい訓練として、意志の力を鍛え、霊界での実行力を強化させることになります。霊的成長のための訓練内容は、「霊主肉従」の努力と「利他愛」の実践です。スピリチュアリズム人生とは「霊的真理の実践」という生き方そのものであり、霊的真理を指標とする「信仰生活」なのです。

詳細はスピリチュアリズムの思想[Ⅰ]ー8より参照→

 

「二種類の霊能力と霊能者の善し悪しの判断」

霊能力は二種類あり、①サイキック能力という人間の霊体に備わっている霊能力と②スピリチュアル能力という霊界の援助のもとに発揮する霊能力があります。金儲けや人気取りでは低級霊に翻弄されるだけになり、生活態度が健全かどうかで本性を判断することができます。スピリチュアル能力を持つためには、霊的真理を正しく理解し、それを忠実に実践し、人類に対する犠牲を厭わない決意をもつことで、霊界の道具となれるのです。

詳細は続スピリチュアリズム入門第三部 第一章より

 

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2022年9月18日 学習のポイント

「スピリチュアリズムの全体像」

 

スピリチュアリズムは人類の霊的無知を救済するために、霊界のイエスを中心とする高級霊団が霊的真理を降ろすことにより、人類がそれを正しく理解し実践して、自分が霊的成長することによる自力救済の道です。

 

霊的成長の3段階は、①真理の正しい理解→②正しい実践→③神と摂理への絶対信仰

正しい理解は、①全体の把握→②実践知の理解

正しい実践は、①霊主肉従→②利他愛の実践→③伝道→④苦しみの甘受

 

自力救済して霊的成長をなし真の救いに至る、これが「スピリチュアリストの正しい生き方」であり、それを「霊的人生」と言います。

 

「霊的成長を決定する、さまざまな摂理」

1)永遠の霊的進化の法則

2)霊優位(霊主肉従)の法則

3)利他性(利他愛)の法則

4)自由意志の法則

5)因果(カルマ)の法則

6)自己責任(自業自得)の法則

7)償い(苦しみによるカルマ清算)の法則

8)自己犠牲の法則(代価の法則)

9)苦難の法則(光と陰の対照の法則)

10)霊的成長に関する摂理の相互関係と全体像(摂理全体のまとめ)

詳細はスピリチュアリズムの思想[Ⅱ]より参照→

 

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2022年7月17日 学習のポイント

「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」

 

スピリチュアリズムによる宗教革命とは、地球上の全ての宗教を無くし、霊界の宗教に置きかえようとする、宗教の大変革のことです。何故地球上の全ての宗教を無くさなければならないのかというと、地上の宗教は霊的に見ると全て失格だからです。

 

(2)地上の宗教の実態、(宗教の問題点)

1.霊的無知から間違った教えを説いている

2.宗教の使命である人類の霊的成長を促すことをせず、本来の使命を果たしていない

3.人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め、霊的成長を妨げ、人類にとって有害な存在になっている

4.組織エゴを増大させ、地上に戦争、紛争などのさまざまな悲劇をもたらしている

 

悲劇の元凶となってきた宗教を無くすために、イエスを中心とした高級霊達は、宗教革命を起こすことを計画しました。地球上の宗教を一掃し、霊界の宗教を根付かせようと考えたのです。では、霊界の宗教とはどのようなものなのでしょうか。

 

(3)霊界の宗教とは

『シルバーバーチの霊訓』には、霊界にも宗教があるというだけでなく、霊界における宗教の内容や、信仰の実情がハッキリと示されています。

1.全ての霊が「唯一・共通の宗教」を信じている

2.信仰対象は大霊である「神」と、神が造った「摂理」

すべての霊が、神の摂理による支配を認識している

3.摂理に一致した生き方が、そのまま信仰実践となっている

霊的成長に関わる「利他性の摂理」と「カルマの摂理」

4.霊界の宗教には、地上のような宗教組織や宗教形式はない

あらゆる点で、地上の宗教とは正反対

 

 

霊界には一人一人が自発的に神の摂理に沿った生活を心がけ、霊的成長を目指すという形での宗教があるだけなのです。地上人が考える宗教を基準にすると、霊界には宗教は無いということになってしまいますが、霊界では全員が地上とは比較にならない程、深い信仰心をもって生活しています。


2022年6月19日 学習のポイント

「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」

 

霊的真理は、イエスが『シルバーバーチの霊訓』を通して地上人類に降ろした内容です。

その霊的恩恵を受ける側にも責任がり、①全体を正しく理解し、②実践へ移すことによって、自力救済へ至ることができます。そうすることが霊的成長を目的とした霊的人生です。

実践内容は3つで、①霊主肉従の努力、②利他愛の実践、③苦しみの甘受です。

始めは知識を学んでいく段階から出発しますが、より深く理解し、実践を重ねることによって、霊的覚醒を実感できるようになります。

しかし地上生活には、霊的成長が未熟であることから生まれる、数々の問題が生じてきます。最終的に、今まで導いてくれた神と神の摂理に絶対信頼をおき、信仰によってよって乗り越えていくことになります。