神奈川シルバーバーチ読書会



今月のシルバーバーチの言葉


これまでに行ってきたことの結果が今のあなたであり、今のあなたが行うことが未来のあなたをこしらえるのです。因果律は一瞬の途切れもなく、しかも完璧に働いています。完全にでき上っていますから誤るということがありません。人間界では国家が定めた法律をごまかすことができますが、大自然の摂理をごまかすことはできません。なぜなら、魂にはそれまでの行為の結果が永久的に刻み込まれており、その有りのままの姿があなたであり、それと違うものに見せかけようとしても通用しません。

                          2024年3月17日

 

           スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ  2章

 

 

人生は日向と日陰、静寂と嵐というふうに二面性から成り立っています。一本調子にはできておりません。幸せと喜びの生活にも時には悲しいでき事が生じます。その極端な差異を味わってこそ性格が伸びるのです。かくして悲しみからも、人生の嵐からも、苦痛からも教訓を学び取ることができます。その必要性が理解できない人は神に不平を言いますが、日陰の生活を味わってこそ日向の生活の有り難さがわかるのです。

魂は比較対照の中にあってこそ本当の意味で生きることを始めます。もしもあなたの体験が良いこと、楽しいこと、美しいことばかりだったら、その人生は空虚なものものとなることでしょう。そこには深みというものがないからです。

                          2024年2月18日

 

           スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ  9章

地上世界は、たった一つの重大な原因によって、着実に改善されております。その原因とは、“霊の力”が働きかけているということです。霊力が注がれた場所、有能な道具(霊媒・霊覚者)を通して霊力が顕現したところには、必ずや霊的刷新の仕事が始まり、その仕事を通して物事の価値観が徐々に変わってまいります。

今からほぼ一世紀前(一八四八年のハイズビル事件)に始まった、大々的な組織体制のもとでの霊力の降下がなかったならば、地上世界はもっともっと深刻な事態に陥っていたはずです。潜在的な更生力が全世界に働きかけてきたからこそ、この程度で終わっているのです。

                          2023年12月17日

 

                      地上人類への最後の福音  6章                    

私の目には、あれこれと“大事なこと”があって毎日あっちへ走りこっちへ走りして、忙しく暮らしながらその実“いちばん大事なこと”を見落し、なおざりにしているために、心が絶望的でヤケになっている大ぜいの人々の姿が見えます。このあたりに私どもが説く教えの核心があるのですが、お判りになりますか。その人たちが日々の生活の中に生きるよろこび――神の子として当然味わうべき充足感を見出してくれるようにと願って霊界から舞い戻ってくるそもそもの目的がそこにあることが判っていただけるでしょうか。(中略)それは自分という存在についての(霊的存在であるという)いたって単純な事実にすぎないのです。なのに、それを悟っているのはごく僅かな人たちだけで、大多数の人は知らずにおります。

                          2023年11月19日

 

                    シルバーバーチの霊訓(4) 4章

イエスは(神ではなく)人間でした。物理的心霊現象を支配している霊的法則に精通した大霊能者でした。今日でいう精神的心霊現象にも精通していました。イエスには使命がありました。それは当時の民衆が陥っていた物質中心の生き方の間違いを説き、真理と悟りを求める生活へ立ち戻らせ、霊的法則の存在を教え、自己に内在する永遠の霊的資質についての理解を深めさせることでした。

                           2023年10月15日

 

                     シルバーバーチの霊訓(3) 6章

私たち霊界の者から見ればイエスは、地上人類の指導者のながい霊的系譜の最後を飾る人物――それまでのどの霊覚者にもまして大きな霊の威力を顕現させた人物です。だからと言って私どもはイエスという人物を崇拝の対象とするつもりはありません。イエスが地上に遺した功績を誇りに思うだけです。イエスはその後も私たちの世界に存在続けております。イエス直々の激励にあずかることもあります。ナザレのイエスが手がけた仕事の延長ともいうべきこの(スピリチュアリズムの名のもとの)大事業の総指揮に当たっておられるのが他ならぬイエスであることも知っております。そして当時のイエスと同じように、同種の精神構造の人間からの敵対行為に遭遇しております。

                           2023年9月19日

 

                     シルバーバーチの霊訓(3) 6章

わたしたちは決して見捨てません。しかし最初にしかけるのはそちらです。真理が手引きするところならどこへでも迷わずついて行く用意があるという意志表示をしてくださらないといけません。今あなたは古い土台を取り払おうとなさっておられるところです。しかし、向かわれる先は砂漠ではありません。荒野へ迷い込んで行かれるのではありません。半信半疑の世界から脱け出て、霊的実在へと向かっておられるのです。

                           2023年7月23日

 

             スピリチュアリズムによる霊的進化の道しるべ(3章) 

悪戦苦闘すること、暗闇の中に光を見出さんと努力すること、嵐との戦いの末に再び太陽の光を見てその有難さをしみじみと味わうこと――魂はこうした体験を通して初めて成長するのです。低く身を沈めただけ、それだけ高く飛躍することができるのです。“ゲッセマネの園”を通らずして“変貌の丘”へ辿り着くことはできません。ナザレ人イエスの生涯は地上の人間の全てが体験するものと本質において同じものです。敗北も勝利もともに必要です。敗北の味を知らずして勝利の味が分かるでしょうか。

                           2023年6月18日

 

                    シルバーバーチの霊訓(1) 11章

 

叡智はあなた自身の霊性の進化とともに学んでいくのです。そのためにはまず第一に、誤った知識と信仰、理性が承服しないもの、大霊の愛と叡智とは思えないもののすべてを捨て去ることができなければいけません。つまり、新しいものを学ぶ前に古いものを学び直さないといけません。精神の自然な思考を妨げるものは全部捨て去らないといけません。そこから魂が開発され、霊性が進化し、より高い叡智を受け入れる準備が整うわけです。

                           2023年5月21日

 

             スピリチュアリズムによる霊的進化の道しるべ 9章

霊について、神とのつながりについて、正しい真理を教えずに、倒れかかった教会を建てなおし、空席を満たそうとする魂胆から、誤った教義を押しつけんとする者すべてに対して、わたしは断固として異議を唱えます。宗教についての真実を申せば、真理のすべてを説いている宗教などありえないということです。。どの宗教も、真理の光のほんの一条しか見ておりません。しかも悲しいかな、その一条の光すら、永い年月のうちに歪められ、狂信家によって捏造されております。

子供には、宗教とは人のために自分を役立てることであること、ややこしい教義に捉われることなく、まじめで無欲の生活を送り、自分が生活している社会のために尽くすことであること、それが神に対して真に忠実に生きるという意味であることを教えてやらねばなりません。

                           2023年4月16日

 

                      地上人類への最高の福音  3章

為さねばならないことが山ほどあります。それを成就するためには、皆さんがた人間側の堅固な忠誠心による援護がぜひとも欲しいのです。比較的永い年月にわたる経験をもつこのわたしでさえ、克服に手こずる障害が沢山あります。それを乗り越えるには、皆さんがたが忠実であってくださること、信念を崩さないでいてくださること、そして何よりも、恐れることを知らない気魄を持ち続けてくださることが不可欠なのです。心配・迷い・不安、こうした弱みが心に根を張るのを許してはなりません。

                           2023年3月19日

 

                      地上人類への最高の福音  5章

あなた方の世界は影です。光はこちらから出ているのです。あなた方はこちらで立てられたプランを地上で実行し実現させて行きつつあるところです。オリジナルの仕事――と呼ぶのが適切かどうかは別として――は全てこちらで行われます。なぜなら全てのエネルギー、全ての原動力は物質から出るのではなく霊から出るのです。皆さんは、意識するしないに関わらず、霊力の道具なのです。受信して送信する道具なのです。霊的影響力をどこまで受けとめられるかによって、成功するしないが決まるのです。

                           2023年2月19日

 

                     シルバーバーチの霊訓(3) 3章

あなた方は、私たちが説いている叡智の背後に、高級霊団の存在があることを知ってください。地上人類は叡智と理解力が増すにつれて、大霊の摂理に従って生活を規制していくようになります。摂理に従って生きることの大切さを自覚するようになります。地球上の悲惨さや窮乏、苦難や悲嘆はすべて、大霊の摂理が守られていないところから引き起こされていることを悟るようになるのです。

そうした理解が行きわたったときには、大霊の庭にはびこっている醜悪な雑草は取り除かれることになります。私たちは、人類の魂を解放し、精神を自由にしてあげるだけでなく、身体的にも大霊の摂理と調和して生きていけるようにしてあげるという目的をもって、大霊の摂理の存在を説いているのです。

                          2022年12月18日

 

                  シルバーバーチの教え(新版・上) 8章

 

                

霊力を過去の時代のものとして考えるのはやめにしなければいけません。ナザレのイエスを通して働いた霊力は、今も働いているのです。あの時代のユダヤの聖職者たちは、イエスを通して働いている霊力を悪魔のものであるとして認めませんでしたが、今日の聖職者たちも同じ霊力を同様の理由で拒絶します。しかし、地上世界も進歩しました。その霊力を駆使する者を十字架にかけることはしなくなりました。イエスが放った光輝は、あの時代だけのものではなく、今も輝き続けています。

                          2022年11月21日

 

                  シルバーバーチの教え(新版・上) 8章

インドはこれまで幾世紀にもわたって、勝手にこしらえた信仰に縛られてきたがために生じた暗黒が支配しています。無数の国民が間違った偶像を崇拝し、それに神性と絶対力があるかに思い、それ以外の神々を認めることを拒否します。それによって人間の霊性が束縛され、隷属させられ、抑圧されております。わけの分からない概念で戸惑わせるばかりの複雑な教義でがんじがらめにされております。(中略)あれほどの宗教国家においてあれほどの暗黒が存在するとは、なんという矛盾でしょう!あれほどの裕福な階級がある一方で、あれほどの貧民階級が存在するとは、なんという矛盾でしょう!

                          2022年10月16日

 

                     シルバーバーチの霊訓(7) 9章

種子が暗い土の中に埋められるのは、養分を接種して発芽後の成長に備えるためです。それと同じく、人間の生命の種子が物質界という暗黒の世界に生まれてくるのは、霊界へ戻ってからの進化に備えて地上生活での体験を積むためです。

地上人生のあらゆる体験は、大きな計画の中の一つです。落胆・挫折・悲しみ・痛み・・・これらは人間的心情からすればあって欲しくないものかもしれませんが、魂の進化にとっては、とても貴重な体験なのです。

                          2022年9月19日

 

                   シルバーバーチの教え(上) 10章

あなたが人のために役立つことをしようと努力する時、必ず背後には複数の進化せる霊が集結して援助してくれます。決して見棄ててはおきません。といって、それで物事がらくに成就されると期待してはいけません。必ず困難はつきまといます。面倒なことも生じます。が、きっと成就されます。霊の世界からの協力者は決して降参しません。あなたが投げ出さないかぎり、いつまでも、勝利するまで味方になってくれます。 

                           2022年7月18日

 

                   シルバーバーチの霊訓(12) 11章

 

 

あなたは英国の軍人でいらっしゃいますが、あなたにもぜひ参加していただかねばならない、もっと大きな戦いがあります。何世紀にもわたって強大な霊的軍団が組織されております。霊的真理に対して絶対的忠誠心をもって臨めば、あなたの強力な味方となってくれます。あなたへ届けられる”召集令状”は人のために自分を役立てることを求めています。勲章は授けてくれません。バッジもくれません。襟章もつけてくれません。等級もありません。しかし、絶対的な忠誠心と堅忍不抜の献身精神をもって臨めば、必ずや勝利を手にすることが出来ることを私たちがお約束します。どうかあなたも地上世界を毒している諸悪の駆逐のために私たちの味方になってください。私たちの新たな道具として一命を捧げていただけませんか。                       2022年6月20日

 

                     シルバーバーチの霊訓(7) 4章

真理探究に没頭した年月――追求してはつまずき、倒れては起き上がり、間違いを犯しながら遂にそれまでの信仰が真実とは似て非なるものであることを思い知らされることになった――そうした体験がその人の魂の発達の掛けがえのない要素となっているのです。行く手にころがる石ころを一つ一つ取り除いてもらい、困難は生じる前に簡単に片づけられ、いかなる障害が地平線に浮かんでも、まるで魔法のように消されてしまうような人生を送っていては、未発達で、何の試練も体験しない、幼稚な霊をこしらえることにしかなりません。

                            2022年5月15日

 

シルバーバーチの霊訓(3) 8章