2024年4月21日 学習のポイント
1)霊的世界観
①人間以外の霊的存在者ー天使について
・天使は人間と同じように、神から分霊を与えられ、霊的成長の道を歩む
・天使には霊体はなく、光輝く光源体として存在し、男女の性別がない
・天使の役目は神の摂理の執行者として、霊界と宇宙の維持、調和を図る
・キリスト教による堕落天使(サタン)説は、霊界の事実に反する作り話
②霊界と地上人との関係
・地上人が生まれた時から、全ての人に一人の守護霊がつき、地上人を導く
・背後霊は、仕事や使命を縁として、複数の霊界人が働きかける
・幽界下層の低級霊が、憑依やからかいをしたりして悪い働きかけをする
・地上人の考え方・生き方によって、善霊と悪霊の働きかけをうけるようになる
詳細はスピリチュアリズムの思想体系Ⅱー5光輝く霊的世界の様子→
詳細はスピリチュアリズムの思想体系Ⅱー6霊的世界の存在者たち→
2)スピリチュアリズムの神観ー5つの神の定義
①創造主としての神
・神は、霊界と宇宙と、そこに存在する万物を創造した
・神は、自分の生命を付与して、全生命体を創造した
・神は、自分の一部を分霊として人間に与え、霊的存在者として創造した
②大霊としての神
・神は、無形で無限の意識体として存在
・神は、霊界・宇宙のすべてを包み、霊界・宇宙の隅々にまで浸透
・神は、人間の内と外、霊と心と肉を貫いて存在。人間は神の霊に包まれて存在
③愛の始原としての神(愛なる神)
・神の愛は、霊界と宇宙と、全生命体・全存在物に注がれている
・神の愛は、地球上のすべての人間に等しく注がれている
・神は、人間に分霊を与え人間を神から独立した存在、永遠に成長し続ける存在とした
④摂理(法則)としての神
・神は摂理をとうして被造物を支配し、被造世界を維持
・神の摂理による支配は、被造世界の隅々にまで及び、宇宙全体の調和状態が保たれる
・人間の生命活動と霊的成長も、神の摂理に基づいてなされている
⑤究極の理想としての神
・神の分霊を与えられた人間にとって、神は永遠の目標であり、究極の理想
・人間は永遠の人生における霊的成長を通して、一歩一歩、神に近づいていく
・人間は、神に近づけば近づくほど幸福感が増し、喜びが深まっていく
詳細はスピリチュアリズムの思想体系Ⅱー神観 YouTube→
2024年3月17日 学習のポイント
1)地球人類の神の概念の変遷と信仰の歩み
①地球人類の信仰の変遷
・精霊信仰 霊的存在や自然界の力を信仰対象
・多神教信仰 特定の精霊を神として守護神化
・一神教信仰 ユダヤ人社会で成立 キリスト教・イスラム教として拡大
②霊界における神の認識――唯一・共通の神を信仰対象としている
・霊界人はストレートに神を実感できる
・霊界では基本的な神認識が全員に共通している
・霊界人は皆、神への経験な信仰者
2)摂理としての神
1〉摂理の神が引き起こす地球人類の信仰革命
①神の奇跡と直接関与を願うこれまでの信仰
・神に頼り、願いを叶えてもらう信仰ー必死に祈り、奇跡を起こして助けてもらう
・地上の宗教における神と人間の関係は、すべて直接的なものだった
②摂理を通じての神の間接支配
・宇宙の森羅万象は厳格な摂理によって、神は間接的に支配している
・人間が熱心に願い、訴えても、摂理に反する奇跡も偶然も生じない
③摂理の神が引き起こす地球上の宗教革命
・神は摂理の背後にいて、直接姿を現さない
・摂理の神という霊的真理が、神に対する姿勢を変え、宗教革命を起こす
2〉神の摂理の支配下における神への正しい対応と姿勢
①愛の神のもとで行われてきた間違った信仰
・弱い人を愛し、罪びとを許し、苦しむ人を慰める愛の神を求めてきた
・事実とはかけ離れた、哀れみの神は人間の空想でしかない
②的外れな信仰をしてきた地上の宗教
・神の摂理は人間的な感情の入る余地がない、機械的正確さをもって働く
・これまでの祈りと信仰がいかに的外れで、無駄なことを延々と続けてきた
③神の摂理が支配する世界における神の愛
・神は摂理として人間の前に現われ、人間から見ると冷たい存在として映る
・神は愛の動機から摂理を設け、人間が摂理に調和することで幸せになれる
④神の摂理の支配下における人間の立場
・神は摂理の支配によって初めて、全人類への霊的親の資格を持つ
・完璧な法則のため、一人の例外もなく完全平等・完全公平な親として人類に君臨する
⑤神の摂理に合わせる努力こそ真の信仰
・信仰実践の道は、神の摂理を正しく知ることから始まる
・人間の幸福は、人間のほうから摂理に合わせることによって実現する
⑥スピリチュアリズムは神の摂理が信仰対象
・霊界では、神の摂理の支配に疑いを抱いたり、これを無視する霊界人はいない
・摂理による支配を受け入れる霊界の宗教を、地上にもたらそうとする宗教革命
詳細は「思想体系Ⅱー5」摂理の神が引き起こす地球人類の宗教革命→
「思想体系Ⅱー6」神の摂理の支配下における神への正しい対応と姿勢→
2024年2月18日 学習のポイント
1)シルバーバーチの善悪観
①善悪観と宗教
・多くの宗教は、神を善とし、神の教えに忠実な生き方を善なる行為とした。
・神への反対勢力(サタン)を悪とし、対立の構図をつくり出した。
・しかし、「神とサタンの対立」は霊界にも地上界にも存在しない。
②シルバーバーチの善悪観の特色は、「神の摂理」に善悪の基準をおく
・神は摂理に従って、全ての人間を機械的に支配し、完全平等・完全公平に扱う。
・神の摂理に一致すれば善となり、違反すれば悪となる。
③「霊的成長」を中心とするシルバーバーチの善悪観
・神の摂理に一致した、「霊的成長すること」が善。
・神の摂理に反して、「霊的成長を妨げること」が悪。
④善の行為の具体的内容
・従来の宗教は、神にすがる祈りや、修行による自己満足で、霊的成長できなかった。
・シルバーバーチの善の行為は、霊優位の生き方、利他愛の実践、苦しみの甘受。
⑤地上人は、善と悪の両方を体験するなかで霊的成長していく
・シルバーバーチは、善と悪のことを「光と陰の法則」とも言っている。
・地上人は,「光と陰」の両法を体験し「光の世界」のありがたさを知るようになる。
・地上世界は、「陰」の体験をする霊的成長の訓練場。
2)地上人生の目的と霊的成長のための歩み
1〉.地上人生の目的
1.人間の人生を貫く霊的成長という大原則
・人間は永遠に霊的進化の道をいく「神の分霊」として創造された
・人間は何のために生まれてきたのか?→「霊的成長」して、神に近づいていく
・霊的成長ができないまま人生を終えた人 →地上に生まれた価値がない
2.地上人生は、霊界での生活の準備期間
・地上には霊界とは異なる霊的成長のプロセス(基本的霊的成長)がある
・地上は霊界での生活の準備をする→魂のトレーニング場
・しっかり準備ができれば、霊界での生活は喜びとなる
2〉.地上人生における霊的成長の訓練
1.地上における2つの訓練内容
①地上人生の訓練〈1〉ー「霊優位の闘い」
・地上人は物質に包まれているため、すべての点で霊中心が困難
・意識的に努力しないかぎり、物質(肉体本能)に巻き込まれる
・相当な努力が必要→それが結果的に霊的意志の力を鍛える
②地上人生の訓練〈2〉ー「利他愛の実践」
・地上ではさまざまな霊的レベルの人間が、同一平面上に同居している
→対人関係に絶えず軋轢が発生する
・霊界では同じ霊的成長レベルの霊が集まり、霊的家族として共同生活している
→利他愛の実践は困難ではない
・地上では「利他愛の実践」にとてつもない忍耐と寛容性が必要とされる
2.スピリチュアリズム人生とは、霊的真理を実践する信仰的歩み
・霊的真理は単なる知識・情報ではない
・真理を実践してはじめて「霊的成長」するようになっている
・霊的真理の実践によって、地上にいながら「霊的人生」を歩む
・「霊的人生」とは、神の摂理を受け入れ、神の摂理に合わせて生きること
・霊界の導きを信じ、道具意識をもって生きること
詳細は「思想体系Ⅰー8」地上人生の目的と霊的成長のための歩み→